視力回復ならどっちが良い?目の筋トレ「アイトレ」と目の手術「レーシック」
近年では、視力回復方法のトレーニングのひとつとして、手術を受けなくても専用に開発されたコンタクトレンズを使用しての視力回復が可能になっています。
視力回復するのかどうか、効果などは個人差がありますが、このようにコンタクトレンズは、視力の回復を行ったりメガネを着用せずに生活ができたりと、現代には欠かせないものとなっています。
コンタクトレンズを使用する人は、全国でおよそ1,500万人以上にもなるといわれています。
ハードレンズとソフトレンズがあり、ソフトレンズには、1日使い捨てのタイプや2週間ごとに定期交換するタイプなどが登場しており、ストレスなく使える便利さがあります。その片面、目に直接のせて使用するコンタクトレンズは、装用時間や期間、取扱方法などを間違えると、目の障害を引き起こす原因となることは、意外に知られていません。
ここでは、コンタクトレンズが原因となっておこる目の障害について説明します。
角膜の表面に小さな浅い傷ができます。
角膜に必要な酸素が行き渡らなくなり、傷が広い範囲に生じます。
角膜の傷が進行し、3層・4層にある細胞が脱落していきます。
角膜の酸素欠乏が原因となり、角膜に毛細血管が入り込んでしまいます。
上皮びらんが進行し、角膜そのものに細菌やカビが感染してしまいます。
参考:「最近気になる角結膜の病気」海老原 伸行2010/3/31
ひとつのコンタクトレンズの長期間使用や、汚れた状態装用した場合に起こる角膜炎です。通常の抗生物質が効かないなど、治療が難しく重症になる場合が多い障害です。重症化すると失明の危険があるほか、角膜の移植が必要になる場合があります。
ほかにも、巨大乳頭結膜炎、角膜内皮障害、ウィルス性結膜炎など、さまざまな障害が起こる可能性があります。障害の多くは、長時間にわたるコンタクトレンズの装用や汚れたままのレンズを装用することが原因で起こります。不調を感じて医師の診断を受けコンタクトレンズの装用中止をすすめられたにもかかわらず、生活に支障がでるからと無理な装用を続け重症になった例もあります。
少しぐらいなら大丈夫だろうと、汚れたまま使用したり、使い捨てのレンズを規定よりも長期間使用したりしていませんか?自覚症状が出づらいソフトコンタクトを使用する場合には、特に注意が必要です。将来の目の健康につながることなので、コンタクトレンズの使用期限や取り扱い方法は必ず守る、定期的に検査を受けることなどを心がけましょう。