視力回復ならどっちが良い?目の筋トレ「アイトレ」と目の手術「レーシック」
VRとは2枚のレンズに異なる2D映像を写し、確度を調整することで3D(立体)に見せるもので、2016年はVR元年と言われ、その後ゲームやアプリ、アトラクション施設などが続々登場しています。
ただプレイステーションなど現在発売されているVRヘッドセットには年齢設定が設けられており、13歳もしくは12歳未満の子供の使用を推奨しておりません。
理由としては6歳頃までは「物を立体に見るための役割を持つ細胞」である「立体視細胞」が形成途中であるため、VRの映像はその成長を妨げることになるからです。また頭が大きくなる期間でもあり、黒目と黒目の距離である瞳孔間距離の調節能力にも影響することからこういった年齢設定が設けられています。
実際に国内でも3D映画を観賞した4歳の子供が斜視になったという事例が1件発生しています。こちらは手術で治すことができていますが、やはり保護者はVRの使用制限による注意喚起が必要です。
しかしこれとは反対に、斜視や視力を改善するという治療法も存在します。幼少期から斜視だったジェームス・ブラハ氏が開発したプログラム、「VividVision」がそれで彼自身もこれにより斜視を克服しています。17人を被験者とした研究ではそのうちの一人が両目で本が読みやすくなり、立体的に捉えることができるようになったとのことでした。日本ではまだ導入されていないものの現在、斜視や弱視の治療で50以上のクリニックで導入されているそうです。
VRと聞くと眼への悪影響が懸念されがちですが、これまあくまで上記の注意喚起に反した使用や長時間使用し眼へ大きな負担をかけた場合です。VividVisionは、適切な使い方をすれば斜視・視力の克服にもつながる大きな可能性を見出しました。斜視や弱視で悩んでいる人たちの新たな治療法として確立されることを期待したい。
目に良い色があるというのをご存知でしょうか?正解は「緑」なのですが、みなさんも一度はそんな噂を聞いたことがあるのではないでしょうか?
実はこれには歴とした根拠も存在します。そもそも目が物を見る仕組みというのは目の中に入った光がレンズの働きをする「角膜」と「水晶体」を通る際に屈折して「網膜」が像として結びます。
その際、「毛様体筋」という筋肉が水晶体を変形させることでピントを微調整するのですが、どれくらい変化するのかは光の波長の長さによって変わります。光の波長は色によって異なるのですが、緑はこの波長が短いため水晶体を少し変形するだけで、ピントを合わすことができますが、波長の長い赤は光が屈折しにくいため水晶体が大きく変形します。
つまり赤を見る時より緑を見るほうが毛様体筋の負担が少ないて済むのです。こういった理由から疲れた時に緑を見ると良いと言われているのでしょう。学校の黒板が緑なのも長時間見ても疲れにくく、集中力も保てるという理由からなんですね。またこれと似たようなことで「疲れた時は遠くを見ると良い」ということも耳にしたことがあるのではないでしょうか?これにもちゃんと理由があります。
目はピントを合わせるたび毛様体筋が伸縮するのですが、一定の距離をずっと見ている時は毛様体筋が硬直している状態になります。そしてこれが目の凝りとなり、パソコンやテレビを長時間見ている時に感じる目の疲れの正体なんですね。デスクワークで目が疲れていると感じている方は、デスクトップの背景を緑豊かな風景に変えるたり、定期的に遠くを見ることで目のリラックスになりますよ。
視力が悪いとお金を稼ぐことができないわけではなく収入がなくなるわけではありませんが、特定の職業に就けない問題点が出てきます。いったいどのような職業に就くことができないのか事前に確認をした上で対策をとることが必要になるでしょう。
近年では子供の視力の低下の問題が大きくなってきています。視力が低下する原因には様々なことがあげられますが、視力が低下すると生活や学校の勉強、仕事などにも支障をきたすので、できる限り視力が低下しないように努めたいものです。