角膜強化型レーシックの概要を解説

角膜強化型レーシックの特徴や手術方法、費用相場などを紹介しています。

角膜強化型レーシックとはどんな手術?

角膜強化型レーシックは、従来のレーシック手術とは異なるまったく新しい考え方によって生まれた視力回復の方法です。

従来のレーシック手術では、角膜の表目を薄く切って、蓋にするためのフラップを形成し、その後にエキシマレーザーの照射で角膜を削ります。問題は、表面を切ることで、神経を傷つけてしまうことがある点です。それが原因となって感染症やドライアイになるリスクが上昇します。(※1)

角膜強化型レーシックは、角膜の表面を切ってフラップを作るということをしない視力回復の手術です。切ることが感染症やドライアイにつながるのであれば、切らなければリスクを回避できるという考え方によるものです。フラップを作らないことから、フラップレスレーシックとも呼ばれています。

角膜強化型レーシックがどのような術式で視力回復するのかといえば、レーザー照射の熱によって角膜を蒸散させ、形状を変化させて矯正するものです。

【参考】※1 JSCRS日本白内障屈折矯正手術学会レーシック情報>レーシックのリスク

感染症やドライアイ以外のメリット

角膜強化型レーシックのメリットは、感染症やドライアイのリスクを抑えられることだけではありません。

まず、従来のレーシックでは、トレーニングやゲームで激しい動きをするスポーツ選手などの場合、振動によってフラップが動いてしまうことが考えられます。(※2)しかし、フラップがない角膜強化型レーシックでは、このようなトラブルがありません。

また、矯正面が多焦点になることで、老眼の進行が遅くなるともいわれています。

さらに、角膜を切らない、削らないことによる恐怖心の払拭があります。従来のレーシックでは、眼球用のカンナを使うなど、話を聞いただけで不安になってしまう人もいます。角膜強化型レーシックでは、このような不安感とも無縁です。

このように、メリットが大きい角膜強化型レーシックですが、術式の違いから、従来のレーシックよりも違和感が数日長引くといったデメリットを生じることもあります。角膜強化型レーシックに限らず、治療の選択をする際には、専門医の説明をよく聞いて、疑問点を残さないようにしましょう。

【参考】※2 順天堂医学会[PDF]近視手術(レーシック手術)後の眼外傷の1例 中谷 智他 順天堂医学2012.58症例に学ぶP98-100

費用の相場は?

角膜強化型レーシックの費用の相場は、20万円~40万円前後のようです。新しい治療法であることから、従来のレーシックより高く、費用にばらつきがあるといえるでしょう。

どんな人に向いてる?

角膜強化型レーシックは、主に以下のような人に向いているといえます。

  • カンナで角膜を削るレーシックが嫌な人
  • 激しい運動をしており、目に強い衝撃を受ける心配がある人
  • 視力回復とともに乱視も治療したい人

上記の角膜強化型レーシックに向いている人はもちろんですが、それ以外の人でも角膜強化型レーシックの恩恵を受けられる可能性があります。気になる人は、専門のクリニックで相談してみましょう。

視力回復できるおすすめの方法はこの2つ!「アイトレ」と「レーシック」を徹底比較